武井バーナーの修理
先日記事にしました「武井バーナーの不調」のその後です。
不調時の記事は
コチラ
不調の症状を整理すると
・プレヒートをかけ点火後、赤火が飛ぶ。
・ヒーター部を載せ、少しすると赤火が大きくなり、時間とともに炎上のような症状になる。
というものでした。
これではフィールドに持ち出せませんので、製造元に問い合わせしたところ
「修理いたしますので送って下さい」と即答頂きましたので
購入後3年以上が経過していましたので、メンテナンスを含めて入院させるのも良いかと修理に出すことにしました。
・
当初は宅急便で送るつもりでしたが、亀戸まで仕事で行く予定があったので
足を延ばして製造元まで行ってみることにしました。(製造元は葛飾区にあります)
お忙しいのに突然のご訪問、大変失礼いたしました
製造元である「武井バーナー製造」様に到着。
恐る恐る、訪問した趣旨をお話ししたところ、社長さんと思われる方が快く見て下さいました。
感謝感謝です。
数日前に問い合わせさせて頂いている症状を、改めてお伝えしたところ
バーナーを目の高さに持ち上げ見つめること数秒で、
「あ~わかりましたよ。やってみましょう」
と、裏にある工場に持って行かれ10分ほどで直して下さいました。
説明いただいた原因は聞けばなんとなく納得できるものでした。
下の写真はワタシの301ではないのですが、
同じ症状で修理依頼が来ていた501のバーナー部の「
修理前」です。
そして
修理後のワタシの301。
写真の撮り方が悪く分かり難いかとは思いますが、
お皿状になっている部分の笠の高さが修理前は低く、修理後が高いのが分かると思います。
やはり分かり難いので、分かりやすい写真を
マスヲ。さんの記事から拝借してきました。
「百聞は一見に如かず」。こういうことです。(笑)
写真の転載を快くOKいただきありがとうございました!
武井さんから拝聴した理屈としては、
①比較的やわらかい金属である真鍮で出来ている。
②受け皿のような(バーナーボウル)部分に、ヒーターを載せている構造。
③高熱にさらされる部分であり、熱によりさらに柔らかくなってる・・・上から荷重がかかる為ボウルの高さが圧縮される。
④ボウルが低くなることで外ホヤが露出してしまい、ボウル内の温度が下がり灯油が気化しにくくなり最悪は炎上となる。
(注 専門的知識が乏しく、各部の名称の相違や事実関係の誤認がある場合があります。ご容赦下さい。)
これが外ホヤですが、4段あるうち3段が真横から見て隠れている状態が正常とのこと。
バーナーの上に「ヤカン」「鍋」などを置いての煮炊き禁止、の理由がよく分かりますね。
購入当初、コレをしていたので余計に悪かったのかもしれません。
修理いただいたのち、点火して調子を確認しましたが問題ありません。
むしろ、このときは分かりませんでしたが、後日使用した際の調子の良さは熱量がパワーアップしたのでは?
と思わせるほど絶好調でした。
修理をしていただいて調子を取り戻した武井バーナーは、改めて小さいボディーに大きなパワーを秘めた
素晴らしい商品だと再認識。
赤火が出て調子の悪いときのブルーな気持ちが吹っ飛びました(笑)
同じように調子の悪さを認識されている方は、一度点検されると良いかもしれませんよ!
改めて「武井バーナー製造」様、ありがとうございました!!
武井バーナー 101Cセット
武井バーナーシリーズで最もコンパクトなモデル。
武井バーナー 301Aセット
ワタシの愛用品です。燃焼時間も5時間と結構持ちます。
武井バーナー 501Aセット
大型機。10時間稼働可能な大型タンク。
武井バーナー 6Lタンクセット
301に接続して使うと、20時間無給油で使えます。
国内のタンクメーカーが生産を止めてしまったので、現在は中国製とのこと。
でも欲しい!!
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